よくいただくご相談
入園を考える中で、保護者の皆さまからさまざまなご相談をいただきます。
子どもたち一人ひとりの育ちも、ご家庭の暮らし方も、それぞれ異なります。羽鳥幼稚舎では、「こうでなければならない」という考え方ではなく、お子さんやご家族にとって何が大切なのかを一緒に考えながら、園生活を支えていきたいと思っています。
ここでは、特によくいただくご相談をご紹介します。
おむつがまだ外れていません
入園までに、必ずおむつが外れていることを求めてはいません。
私たちが何より大切にしているのは、お子さんにとって幼稚舎が「安心して過ごせる場所」になることです。安心して遊び、体をたくさん動かし、友だちと過ごす中で、生活習慣も少しずつ身についていきます。
近年は性能の良いおむつが増え、不快感を感じにくくなっています。そのため、おむつの方が楽で安心だと感じ、自分から外そうとしない子もいます。また、「先生に迷惑をかけてしまうのでは」と心配される保護者の方も少なくありません。
園では、ご家庭と相談しながら、必要に応じてトレーニングパンツや着替えを多めにご用意いただき、その子のペースに合わせて見守っています。
失敗したり、着替えたりすることも大切な経験です。自分で着替える力が育ち、「できた」という自信につながる姿を、私たちはたくさん見てきました。
私たちが大切にしているのは、おむつが外れていることではなく、「自分でやってみよう」とする気持ちが育つことです。
保護者のお手伝いや来園の機会について
現在、羽鳥幼稚舎には父母の会や役員制度はなく、定期的な当番などもありません。
保護者の皆さまに多くの役割をお願いすることはありません。それよりも、お子さんと過ごせる今しかない時間を大切にしていただきたいと考えています。
来園の機会としては、お子さんのお誕生会、運動会、親子遠足、クラス懇談会、個別面談などがあります。そのほかにも、必要に応じてお声かけをさせていただくことがあります。
行事や活動の中で、「一緒にやってみたい」と思えることがありましたら、ぜひ無理のない範囲でご参加ください。
保護者の皆さまが楽しみながら関わってくださる姿は、子どもたちにとっても大切な学びです。先生だけでなく、さまざまな大人が力を合わせて子どもたちを見守る姿を、子どもたちは日々の暮らしの中で感じ取っています。
発達や集団生活について心配なことがあります
入園を考える中で、「人見知りが強い」「お友だちとの関わりが苦手」「言葉の発達が気になる」「手が出てしまうことがある」など、さまざまなご相談をいただきます。
羽鳥幼稚舎では、一人ひとりの育ちや個性、その子なりのペースを尊重しています。無理に集団へ合わせるのではなく、安心できる大人や友だちとの関わりを通して、その子らしく成長していけるよう見守っています。
気になることや心配なことがありましたら、どうぞ入園前にお聞かせください。お子さんの姿をできるだけ理解したうえで、ご家庭と一緒に育ちを支えていきたいと考えています。
一方で、少人数だからこそ丁寧に関われることもありますが、すべての状況に十分対応できるわけではありません。私たちにできることと、専門的な支援や別の環境の力を借りた方がよい場合もあります。
大切なのは、入園することを目的にするのではなく、その子にとってどのような環境がよりよい育ちにつながるかを考えることです。
必要に応じて専門機関とも連携しながら、お子さんにとってよりよい環境を一緒に考えていきたいと思っています。
小学校への準備について
羽鳥幼稚舎でも、小学校へのつながりを大切に考えています。
見学に来られる前には、「たくさん遊んでいるけれど大丈夫ですか」「文字の読み書きを教える時間はあるのですか」といったご相談をいただくことがあります。
園では、決められた課題をこなすことよりも、子どもたちが自分たちで生活や遊びをつくり出していくことを大切にしています。
友だちと相談したり、大人に助けを求めたり、ときには力を借りたりしながら、毎日の生活を自分たちでつくっていきます。
その積み重ねの中で、人の話を聞く力、自分の思いを伝える力、友だちと協力する力、困ったときに助けを求める力など、学びの土台となる力が育っていきます。
また、絵本を楽しんだり、友だちや大人が書く文字に触れたりする中で、自然と文字に興味をもち、自分の名前を書いてみたくなる姿も見られます。
私たちは、文字や計算を早く覚えることが小学校への準備だとは考えていません。
「知りたい」「やってみたい」「自分で考えたい」。
そんな学びへ向かう力を、日々の遊びや生活の中で育んでいきたいと考えています。
仕事をしながら幼稚園に通うことについて
羽鳥幼稚舎には、お仕事をされているご家庭も多く通われています。預かり保育「ハトクラブ」を利用しながら、お仕事や通院、ごきょうだいの学校行事など、それぞれのご家庭の状況に合わせて園生活を送っています。
近年は、「幼児期を羽鳥幼稚舎で過ごしたい」という思いから、ご家族で相談を重ね、見学や入園相談に来てくださる方も増えています。
在宅勤務を活用したり、ご家族の協力を得たり、地域の子育て支援サービスを利用したりと、ご家庭ごとにさまざまな工夫をされています。
私たちも、ご家庭の状況を伺いながら、できる範囲で一緒に考えていきたいと思っています。
子育てと仕事の両立は決して簡単なことではありません。その一方で、幼児期は親子で過ごせる時間がとても限られている時期でもあります。
羽鳥幼稚舎では、「仕事か子育てか」を選ぶのではなく、ご家庭らしい暮らしを大切にしながら、お子さんとの時間や子育ての喜びも大切にしていただけたらと願っています。

